ひまわりと菜の花を植栽した花畑を制作した「なかざわ夢くらぶ」の代表を務める 八木 哲雄さん 中沢在住 68歳
2千の花々で地域活性化
○…夏と春、圏央道城山トンネルの上部付近にある、国が所有する土地を借りて、ボランティアで植栽したひまわりと菜の花、2000株ずつの花畑を開放する市民団体「なかざわ夢くらぶ」の代表を務める。昨夏と今春には100人近くが見学に訪れたこの一般開放。「まだまだ、多くの人に知られていませんが、本当に綺麗なのですよ」と紹介する。今年は8月6日から14日までの期間に開放する予定だ。「期間中は会員が常駐し、暑さをしのげるテントも張ります。大きく咲いた圧巻のひまわりを見に、ご家族でお越し下さい」と呼びかける。
○…峰の薬師が有名な観光名所である中沢地区。「中沢に多くの人が訪れる観光資源を一つでも多く作りたい」と、地元有志3人で2010年に同くらぶを発足した。現在は8人に会員も増え、「中沢ふれあい広場」と名付けた土地を開墾し、ひまわりと菜の花をそれぞれ植栽した。普段は鍵がかけられているが、2年前から夏と春の年2回、花が咲く約1週間ずつだけ一般住民にも開放している。「中沢自治会、城山商工会、地域住民の協力でここまでになりました。将来的には中沢を代表する観光名所になれば」と話す。
○…中沢生まれの中沢育ち。「湖や里山など豊かな自然に恵まれ、風水被害も少なく、住環境にこれほど恵まれた地域はないです」と地元をこよなく愛する。定年後は地域の民生委員児童委員、自治会など地域活動にも積極的に参加している。「地域の高齢化が進んでいるので、若い世代にこの中沢を良い形で引き継いでいきたいですね」
○…妻と母親の3人暮らしだが、2人の息子と娘が近くに住んでおり、3歳から9歳までの7人の孫が毎日のように遊びに来るという。普段は自家菜園作りに従事しており、「孫たちと育てた野菜を収穫するのが一番の楽しみですね」と優しいおじいさんの一面を見せてくれた。
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