アメリカンフットボールの日本最高峰・Xリーグ所属のノジマ相模原ライズにQB選手として入団した デビン・ガードナーさん 市内在住 24歳
「相模原の代表」胸に挑む
○…今季優勝をめざすライズが敢行した大型補強、その最大の目玉選手として入団。チーム最長、193cmのQB(クォーターバック)で現在24歳。通算全米最高勝率を誇る伝統ある名門チーム・ミシガン大学のフットボール部でプレーし、2013年に記録したパス獲得ヤード「503ヤード」は1879年から続く同大学の歴史の中でも歴代最高記録だ。ライズ入団は米国でも報じられるなど、国内外で注目が集まっている。
○…フットボールを始めたのは5歳のとき。通っていた教会の関係者だったクラブチームのコーチにスカウトされたのがきっかけ。以来、19年にわたり、フットボールと共に歩んできた。その魅力について、選手個々が役割を全うして初めて成り立つ「最高のチームスポーツ」と表した上で、「フットボールは人生そのもの」と形容する。練習、ゲームを通じ、技術や自信を培ってきたこれまでの道のりの中で、「苦楽ともにあったが、苦しい時にどう道を切り拓くか」を常に考えてきた。その積み重ねでプレーが磨かれ、後に多くのファンを魅了してきた。
○…5人兄弟のうちの4番目。家族とはSNSやメールで毎日連絡を取り合う。特に母親は、「生活に問題はないか」と常に心配を寄せる。トレーニングの合間のリラックスタイムは映画や音楽鑑賞にふける。ラップが得意で、動画共有サイトにラップに興じる自身の姿を上げるほど。「シング ア ソング」の問いかけには、笑みを浮かべてはにかんだ。
○…研究熱心で、時間の許す限り他チームの試合動画を食い入るように見ては選手の特徴やプレーの分析に努める。すべてはライスボウル(日本一決定戦)で勝つために。「相模原を代表してフィールドに立てることを誇りに思う。私のロングパス、ビッグプレーをぜひ見に来てほしい」と熱いメッセージを送る。ライスボウル出場のあかつきには、親兄弟を日本に呼び、その雄姿を見せるつもりだ。
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