「山間部に通う子どもたちが安心して通学できるように」と今年度も、熊が出没する可能性の高い地域にある区内7小学校の新入生に、カラフルな電線を再利用して手作りされた「熊除け鈴」が(有)中村電機(南区)から贈呈された。
贈呈の対象は藤野小、藤野北小、藤野南小、青根小、青野原小、鳥屋小、桂北小の7小学校の、今年4月に入学を予定する新1年生計91人。中村電気では「市内に熊が出没する地域があると聞き、子どもたちや保護者の不安解消に少しでも役立ちたい」という中村勝彦社長の思いから、2013年に熊除け鈴の製作を開始。初年度は当該地域の小中学校10校に通う児童・生徒820人に贈られている。以降は新入生を対象に寄付を続け、5年目となる今年は、野村謙一教育長から感謝状が贈られた。