倒れた乗客の搬出訓練＝23日
相模原北・津久井両警察署と相模原・相模原北両消防署、神奈川中央交通（株）が合同で３月23日、テロ対策訓練を実施した。
東京オリンピック・パラリンピックを見すえて、近隣関係機関との連携強化を目的としたもの。神奈中橋本営業所で行われた同訓練は、路線バス車内にＮＢＣ（核・生物・化学物質による特殊災害）容疑物件が仕掛けられたという想定で開始。津久井警察署管内を走行するバスを同署員が追尾し、北警察署の検問で乗客を避難させ犯人を確保。その後、消防隊員が、倒れた乗客を応急救護し、車内に散布されたＮＢＣ容疑物件を除染処理した。
訓練を取り仕切った北警察署の河辺裕司署長は、「テロは身近に起こりうることと考えるのが重要。合同訓練によって、各機関の連携が深められた」と講評した。
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