神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

相模原市ファミサポ 登録希望者約4倍に 会費無料化により急増

社会

公開:2017年5月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
27人が来場したあじさい会館の説明会
27人が来場したあじさい会館の説明会

 地域において育児の手助けを受けたい人(利用会員)と行いたい人(援助会員)を結び付け、相互に援助する「ファミリーサポートセンター事業」。相模原市では同事業を広く市民に利用してもらうため、4月から利用・援助会員ともに徴収していた会費(月額100円)の無料化に踏み切った。それから1カ月、3度行われた説明会には約60人が訪れる盛況となった。

 ファミリーサポートセンター事業は国の補助事業としてスタート。相模原市では2002年度から始まり、市の委託を受けた社会福祉協議会が運営している。

 市は4月からの会費無料化を踏まえて利用希望者が増えると予想し、入会説明会を増回。4月6日の緑区合同庁舎を皮切りに、15日にはあじさい会館、25日には南保健福祉センターで実施し、3日間合わせて援助希望5人、利用希望54人、両方希望2人の合計61人が来場する盛況となった。市によれば、昨年4月はあじさい会館で2回説明会を実施し、援助希望5人、利用希望9人だったという。

 希望者の大幅増に関して「登録しやすくなったと言う保護者の方も多く、会費無料化の効果が現れていると思います」と市こども家庭課職員は話す。一方、課題として、利用希望者と援助希望者の人数の格差を挙げる。「このペースで利用会員が増えると、援助会員の増強が必須となる。自治会や関連団体などとも協力し、周知に注力していきたい」と同課では話している。

 制度の利用にはセンターへの会員登録が必要。条件は、利用会員が生後0か月から小学校6年生以下の子どもを持つ保護者。援助会員は心身ともに健康な成人男女で講習会受講が条件。利用・援助を兼ねる両方会員もあり、全て市内在住・在勤・在学者が対象となる。センターが仲介して利用、援助会員が事前に顔合わせを行い、両者が合意すれば契約が成立する仕組みだ。

 主なサポート内容は、保育所・幼稚園への送迎やその後の預かり、保護者のリフレッシュや外出時の預かり、習い事への送迎など。子どもを病院に連れて行くこと、家事援助、宿泊を伴う預かりなどはできない。援助会員への謝礼は1時間700円〜となっている。

 5月の入会説明会は13日(土)に南区合同庁舎、19日(金)にあじさい会館、31日(水)に南区地域福祉交流ラウンジで。緑区では、6月10日(土)と27日(火)に緑区合同庁舎で開催される。問合せは市ファミリーサポートセンター事務局【電話】042・730・3885へ。

さがみはら緑区版のローカルニュース最新6

二本松商店街が寄付

二本松商店街が寄付

能登半島へ義援金

4月19日

童謡・唱歌を歌おう

童謡・唱歌を歌おう

4月27日 杜のホールはしもと

4月18日

相模原を唐辛子のまちに

相模原を唐辛子のまちに

激辛ブームを裏で支える 竹内僚さん

4月18日

五月人形がずらり

五月人形がずらり

田名民家資料館で展示

4月18日

野菜苗・花苗を育ててみよう

野菜栽培を体験

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook