神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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さがみはら認知症サポーターネットワーク(さがサポ)を運営するNPO法人Link・マネジメントの代表を務める 井戸 和宏さん 中央区横山在住 44歳

公開:2017年5月11日

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市認知症ケアの仕掛け人

 ○…認知症サポーターが活躍する場の提供や認知症当事者を地域全体で見守る取組みを行おうと、2013年に発足したさがサポ。その運営にあたるNPO法人Link・マネジメントの代表を務める。先月にはさがサポの事業説明会を初開催。認知症当事者とサポーターが「パートナー」となって取り組むことを確認し合った。さらにギアを一段上げ、認知症ケアの更なる推進に前のめりで臨む。

 ○…元々、星が丘地区の代表として市内の青少年活動に携わる。20歳のときには市青少年海外国際交流の代表としてドイツに渡ったことも。福祉の専門学校卒業と同時に児童養護施設に就職が内定していたが、知人の紹介で見学した特別養護老人ホームで入居者が置かれる厳しい環境を目にし、その現状を看過できずに内定を辞退。その後、病院勤務を経て、先の特養に「今の環境を変えたければ私を採用して」と自身を売り込んで入社。入居者の笑顔溢れる施設へと劇的に改善させた。この他、認知症学会での研究発表などで功績を残した後、現在は相模原福祉の向上を掲げ、地元中心の活動に腰を据えている。

 ○…講演活動などで全国を飛び回る傍ら、その土地の美味を探しては食べ歩くのが趣味だが、一番の楽しみは親しい仲間たちとの語らいだ。お酒も進み、話題も弾んでくるとついつい時間が過ぎるのを忘れてしまう。健康管理はあまり意に介さない様子だが、「少しは運動しないとね」とニヤリ。

 ○…さがサポ立ち上げなどこれまでの5年間を「少し時間がかかった」と振り返りつつ、今後の5年間は「認知症を支える人が一家に一人」「困り事を自然に助け合える」社会にするため尽力することを誓う。まずは認知症当事者の社会参加を促す事業を次々に打ち出す考えだ。「人が喜ぶ姿をもっと見たい。それが私の喜びだから」。認知症になっても喜んで暮らせる社会に向けてどんな策を投じてくるのか、今から楽しみだ。

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

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