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犠牲者名を刻んだ「碑」望む やまゆり園 地元住民要望

社会

公開:2017年9月14日

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あいさつに立った県の川名福祉部長
あいさつに立った県の川名福祉部長

 津久井やまゆり園での事件を受け県が作成した同園再生基本構想案に関する地元向けの説明会が9月1日と3日、千木良公民館で行われた。

 基本構想案は事件後に県障害者施策審議会内に設けられた専門部会が提出した報告書を基に、県が8月24日に作成。構想案の中では、やまゆり園を現在の仮移転先となっている横浜市港南区と千木良などを拠点に小規模・分散化させる案を軸に、事件の風化を防ぐモニュメントの設置などが盛り込まれている。

 説明会当日は、同園の元職員など地元住民13人が参加。県からは3人の職員が出席し、同園の指定管理者である「社会福祉法人かながわ共同会」の草光純二理事長、入倉かおる園長など3人が同席した。会の冒頭、県福祉部の川名勝義部長と草光理事長が挨拶し、その後、県共生社会推進課の柏崎克夫課長から基本構想案の内容が読み上げられた。

 質疑応答では、参加した地元住民からモニュメントの設置について「家族の許可を得なければいけないが、事件を忘れないためにも犠牲者の名前を入れ、生活していた姿がわかる写真も置いてほしい」と要望した。県の職員は「追悼式でもお名前を出すことはできなかったので難しいとは思いますが、一歩一歩やっていきたい」と答えた。他にも地域の高齢化率が高いことについて「再生後の施設は災害時などに福祉避難所として活用できるようにしてほしい」などの声が上がった。

 県では今後、当事者団体などへの説明会を経て、基本構想案を県議会に提出する予定だ。

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