神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

9月8日にニュージーランドで行われたW杯スノーボード・ハーフパイプ第1戦で優勝した 戸塚 優斗さん 光明学園相模原高校1年 16歳

公開:2017年10月5日

  • X
  • LINE
  • hatena

技磨き「五輪で勝つ」

 ○…「怖さは感じない」。ボードを巧みに操ってスピードに乗り、空中で次々と繰り出す技とその高さは世界を驚かせた。ワールドカップ(W杯)、スノーボード・ハーフパイプ第1戦で初優勝。帰国と同時にメディアの取材が殺到し、「注目されるのは嬉しいけれど、慣れていないので恥ずかしい」と苦笑い。スノボが大好きな高校1年の少年は、一躍時の人となった。

 〇…もともとスノボをしていた母に連れられ、富士山麓のスキー場「イエティ」に行った時のこと。転ばぬよう、犬のリードのごとく体を繋がれ繰り返し滑った。わずか3歳の記憶だが、その出会いは楽しい思い出として鮮明に焼き付いている。アイスホッケーにもチャレンジしていたが、才能を見込まれ小学3年時にはスノボのハーフパイプ一本に。「辞めたいと思ったことは一度もない」と一心に、岐阜県・高鷲のスキー場を拠点に練習を重ね、中学で全日本ジュニア選手権を2度優勝。今年3月には全日本選手権を制した。

 ○…雪上を離れれば穏やかな少年の顔に。好きな映画を鑑賞し、尾崎豊やレゲエ音楽を聴いてリラックスする。海外遠征中は料理も自前調達、カードゲームで炊事当番を決めるのだとか。「こないだは豚の角煮とキーマカレーでした」。大会中、現在の日本のハーフパイプ界をリードする憧れの存在・平野歩夢さんと同部屋だったことを「色々な話ができて親しくなれた」と嬉しそうに振り返った。

 ○…コースの状態が悪くても持ち前の滑りが出せる「対応力」が強みだ。今回の優勝で「平昌五輪に向け大きな一歩となった」とする一方で、「(五輪に)出場できたとしても、今のままでは勝てない」と冷静に分析。平昌開幕まで半年を切り、高さや技の精度をどこまで伸ばせるかが勝負という。続くW杯の連戦でまず代表の座を手にし、その上で「勝つ」ことにこだわっていく。「出るからにはやっぱり金を」と力強く語った。

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

原 幸治さん

橋本図書館の館長を4月1日から務める

原 幸治さん

中央区在住 56歳

4月25日

椎橋 薫さん

緑区長に4月1日に就任した

椎橋 薫さん

中央区在住 57歳

4月18日

金成 保廣さん

第14代相模原北警察署の署長に3月19日付で就任した

金成 保廣さん

相模原市在住 59歳

4月11日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月4日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月28日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook