さがみはら緑区版 掲載号:2017年11月30日号
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大島在住遠藤吉和さん 菊花大会で日本一 14年ぶり4回目の栄冠

文化

優勝旗を手にする遠藤さん=11月21日、大島の自宅で
優勝旗を手にする遠藤さん=11月21日、大島の自宅で
 大島在住の遠藤吉和さん(73)が、11月10日から12日にかけて岩手県花巻市で行われた一般社団法人全日本菊花連盟(本部・静岡県三島市)の第53回全国大会花巻大会で、最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した。遠藤さんがこの大会で最高賞に輝いたのは、14年ぶり4回目。

 この大会は、菊花の栽培技術の向上や品質改良、愛好者の普及などをめざして年に一度、各都道府県を会場に持ち回りで開催されているもの。全国各地の愛好家が丹精込めて育てた菊花が一堂に集まる。

 北海道から鹿児島県までの愛好家371人が参加した今大会には「実生花(みしょうか)」や「根引花(ねびきか)」「新花」「古花」など17部門ある中で、「厚物」「太管(ふとくだ)」「管物(くだもの)」など花型によって分かれた55種目に1192点が出品された。

 今回、7種目に出品し、そのうち3作品が種目別の1位となった遠藤さん。中でも新花部門・太管種目に出した作品「彩胡流星」が、各種目別1位作品の中から選ばれる最高賞に選出された。合議審査員の選評によれば遠藤さんの作品は、花芯が理想とされる盃状で花弁はきれいな段咲き、花先が上向きに小さく丸まって(玉巻き)おり、「欠点がまったくない見事な花。理想的な形」とされ、満場一致で決定したという。

自然体が奏功

 菊を作り始めて38年になるという遠藤さん。この大会は第20回に初出品、いきなり上位の賞を受賞して菊花の世界にのめり込んだ。第26回で初めて最高賞を受賞して以来、日本一の栄冠に輝くのはこれで4回目。遠藤さんは「出し続けていれば、またチャンスがあると思っていた。欲張らずに自然体でやってきたのが良かったかな」と微笑んだ。

 現在、同連盟の公認指導員、公認審査員も務める遠藤さん。菊作りに励む日々を縫って地方を回り、後進の指導にも尽力している。「作品を出して張り合っていれば健康にも良いし、できる範囲で続けていきたい」と遠藤さんは話した。

内閣総理大臣賞を受賞した遠藤さんの「彩胡流星」
内閣総理大臣賞を受賞した遠藤さんの「彩胡流星」

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