さがみはら緑区版 掲載号:2017年12月21日号 エリアトップへ

北里大学医学部にオーケストラを創設し、市内で第一回定期演奏会を開催する 真壁 伸吾さん 北里大学医学部2年 25歳

掲載号:2017年12月21日号

  • LINE
  • hatena

地域に「医と音」届けたい

 〇…医学用語に「侵襲(しんしゅう)」という言葉がある。医療に伴う手術など生体を傷つける行為を指すが、一方、患者にできる「侵襲のない」ものの一つに音楽がある。医師を志す学生が、同時に音楽にも携われる医師を目指して他大学などと繋がり、このほど医学部内にオケを創設、初めて市民に向けた演奏会を開催する。「観客に癒しを届けられる市民オケを目指したい」と今後の広がりを見据える。

 〇…小田原生まれ、小田原育ち。幼い頃から具合が悪くなると必ずお世話になるかかりつけ医がいた。「じーっと目を見て僕の話に耳を傾けてくれて。そこに行くと安心感があった」。高校に入り漠然と将来を考えた時、その医師が頭に浮かんだ。高校卒業後、新潟大学へ進学。医学研究の道に進むも、「患者に直接触れて診る医師になりたい」と3年で中退し、北里大学医学部に昨年入学。合格を憧れの医師に報告した時は、一緒になって喜んでくれた。

 〇…音楽に出会ったのは6歳の頃、姉の影響で始めたピアノ。16歳で合唱、ヴァイオリンも始め、テレビ朝日の「題名のない音楽会」の番組企画で指揮者としてグランプリ受賞。これを機に指揮の勉強に傾倒し、学びを通じて音大生や演奏家との繋がりができた。市内の居酒屋で大好きな日本酒を嗜みながら、その友人らと音楽の話をする時間が至福のひと時だ。

 〇…祖父が大病を患ったと知ったのは今年の春だった。医学を学ぶ自分にとって、その病名にただ無力感が広がった。「せめて自分の振るタクトで音楽を聴かせたい」。音楽の道に反対していた祖父との過去のわだかまりも今はすべて流れ、届けたい一心だ。「実は演奏会をすること自体まだ祖父には言ってなくて。きっと勉強しろって言われるから」。本人の意思に関わらず、寝たきりの祖父は当日会場に来ることはできないという。「それでも録画で見せられれば」と音楽の力を信じ念願の舞台に立つ。

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

佐藤 聡子さん

令和3年度優良PTA文部科学大臣表彰を受けた津久井養護学校PTAの会長を務める

佐藤 聡子さん

小渕在住

12月9日号

久田 美菜子さん

矢部で子育て支援とマッサージを兼ねる店舗を経営する傍ら、矢部マップを作製した

久田 美菜子さん

八王子市在住 41歳

12月2日号

天明(てんみょう) 信子さん

民生委員を21年間務め、2021年秋の褒章(藍綬)を受章した

天明(てんみょう) 信子さん

中央区相模原在住 77歳

11月18日号

酒井 哲夫さん

相模原北防犯協会の副会長を務め、2021年秋の褒章(藍綬)を受章した

酒井 哲夫さん

相原在住 74歳

11月11日号

小松 文乃さん

「(一社)わたしのSDGs」を立ち上げた

小松 文乃さん

中央区南橋本在住 46歳

11月4日号

清水 弘さん

日本花菖蒲協会の会長で、今春花菖蒲に関する図鑑を発行した

清水 弘さん

相原在住 68歳

10月28日号

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年12月9日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook