残り1分、昇格の二文字はその手からこぼれ落ちた。
地元ラグビークラブの三菱重工相模原ダイナボアーズは1月20日、トップリーグ昇格をかけた入替戦に臨み、コカ・コーラレッドスパークスと27対27で引き分けた。だが大会規定によりコカ・コーラがトップリーグ残留、三菱重工は昇格を果たすことができなかった。
泣いても笑っても残り1戦。5年連続入替戦で敗れている三菱重工は、この「鬼門」を打破するべく並々ならぬ思いで試合に臨んだ。
最初に主導権を握ったのは三菱重工。前半3分、カウンターから最後はSH(スクラムハーフ)の西舘健太がトライし先制。その後12分にも追加点を挙げると、コカ・コーラに1トライ返されるも14対7で折り返す。迎えた後半、ペナルティゴールやトライを挙げて突き放しにかかる三菱重工だが、29分に守備網を突破され反撃を許すと、ここから流れはコカ・コーラに傾く。36分、ラインアウトからモールで押し込まれ5点差とされると、試合終了まで残り1分を切った39分、コカ・コーラに執念のトライを決められ、そのまま無情のノーサイド。10年ぶりの昇格をその手につかみかけていた三菱重工の選手たちは、その場に崩れ落ち悔しさをあらわにした。
三菱重工の佐藤喬輔監督は「本当に残念ですが、選手たちはよく戦ってくれた。ご声援を頂きありがとうございました」と話した。
さがみはら緑区版のローカルニュース最新6件
看護師さんになっちゃった?4月18日 |
|
|
|
野菜苗・花苗を育ててみよう4月18日 |
野菜栽培を体験4月18日 |