東海大相模高校サッカー部の中山陸さん(3年)が、サッカー・J2リーグのヴァンフォーレ甲府に来季から加入することが5月10日に発表された。同校サッカー部からは、昨年の山口竜弥さん(ガンバ大阪)に続き2人目のJリーガー誕生となる。
中山さんは横浜市出身。5歳の頃にクラブチームでサッカーを始め、中学からはSC相模原ジュニアユースに所属。現在は東海大相模高校で副キャプテンを務めている。2年時よりチームの主力として活躍し、昨年は同校初のインターハイ出場にも大きく貢献した。
今年1月、その実力が認められヴァンフォーレ甲府のチームキャンプに参加。プロと同じ練習をこなし、練習試合にも出場した。「プロはスピード感が違う」と振り返りながらも「次第に慣れられたので、自分のプレーはできた」と手応えも感じた。コーチや一緒に練習した選手からも、高評価を得たという。
正式なオファーが届いたのは、この春。今後も高校で結果を出しながら他チームからのスカウトを待つか、甲府に行くか。大きな決断を迫られた。迷いはあったが「甲府はチームの雰囲気が良く、やりやすい。ボールをつなぐサッカースタイルも自分に合っている」と自らの考えで入団を決めた。
同校サッカー部を率いる有馬信二監督は、中山さんの特長について「視野が広く、パスもさばける上に自らも得点できる」と分析。さらに「攻守の切り替えが早く、チーム内でも代わりのいない選手。将来的には日本代表を目指せる能力がある」と活躍に太鼓判を押す。
「早くJリーグのピッチで躍動したい」と笑顔を見せる中山さん。その前に誓うのは高校サッカーでの活躍。6月には関東大会、その後にはインターハイの県予選も迫る。「高校最後の年。230人の部員一丸となって県内で狙えるタイトル4冠、全て取りたいと思います」と意気込んでいる。
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