神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

6月で発足2年を迎えた相模原柴胡の会の代表を務める 池田 晴彦さん 南区御園在住 84歳

公開:2018年6月14日

  • X
  • LINE
  • hatena

サイコを市の「名花」に

 〇…夏になると小さな黄色い花を咲かせ、古来、薬用植物として親しまれてきた「ミシマサイコ」。古くは相模原に数多く自生していたが、現在は絶滅危惧種に指定されている。「相模原と歴史的につながりが深いが、忘れられた花―」。会では、麻溝公園でのミシマサイコの栽培や、啓発イベントの開催などミシマサイコを市民に知ってもらうための活動を続けている。

 〇…幼少期を藤沢市で過ごし、戦時中に母方の親戚が住む新潟に疎開。高校卒業後は大阪の読売新聞社に入社し、約40年勤め上げた。転勤を繰り返す中で「思い出の地である神奈川に戻りたい」と相模原に移住。市が主催する地域活動実践講座を受講したことがきっかけで、初めてミシマサイコの存在や歴史に触れた。相模原がかつては「柴胡が原」と呼ばれていたことや、市内の学校の校歌に「柴胡の花」が登場するなど、相模原とミシマサイコの関わりを知る。ミシマサイコを市の「名花」にし、町の活性化に繋げようと7人の仲間とともに会を発足した。

 〇…高校時代から続ける俳句作りは現在も趣味の一つ。ふとしたときに思い付いては書き留めている。これまでの幾多の経験からフロンティア精神を培い、シルバー人材センターの理事や俳句の会の代表を務めるなど、精力的に活動する日々を送ってきた。昨年10月には病に伏すも、「入院中も活動の事を考えていた。身体が良くなったら新しい事に挑戦したい」。

 〇…麻溝公園での草むしりから始まり、地道に活動を続けてきた2年間。その結果「ミシマサイコのことを知っている人が増えた」と成果を実感している。今後は大学との連携などで若いアイデアを取り込みつつ、会員数を増やしたいと意気込む。そのチャレンジ精神は一切尽きることがない。

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

椎橋 薫さん

緑区長に4月1日に就任した

椎橋 薫さん

中央区在住 57歳

4月18日

金成 保廣さん

第14代相模原北警察署の署長に3月19日付で就任した

金成 保廣さん

相模原市在住 59歳

4月11日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月4日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月28日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月21日

中本 茂美さん

ソレイユさがみで「お父さんのための読み聞かせ講座」の講師を務める

中本 茂美さん

南区在住 72歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook