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藤野アート、アプリで発信 GPSで情報取得 英語版も

文化

公開:2018年6月21日

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アプリ内の紹介文。左が日本語版、右が英語版
アプリ内の紹介文。左が日本語版、右が英語版

 相模原市はこのほど、スマートフォン(スマホ)やタブレットなどの携帯端末を利用して藤野地域にある野外環境アート作品を紹介するアプリケーションソフト(アプリ)「Fujino ART」を作成した。市内全域へ藤野をPRするとともに、東京五輪・パラリンピックを見すえて英語版も作り、外国人観光客への対応も図る。

 藤野地域(旧藤野町)には、豊かな自然環境での創作活動を求めて、従来から多くの芸術家が移り住んでいる。第二次大戦時には、藤野に疎開していた藤田嗣治、猪熊弦一郎ら近代日本を代表する画家たちによる芸術都市構想もあった。

 その後、1986年に策定された県と相模川流域12市町村の共同計画の中で、芸術振興でまちづくりを推進する「藤野ふるさと芸術村構想」が提唱された。

 そうした経緯から、アートを中心としたまちづくりを進めてきた藤野地域では、「藤野村歌舞伎」や「藤野ぐるっと陶器市」といった芸術イベントなどとともに、野外へのアート作品の設置を進めてきた。現在、藤野駅南側の名倉地区にある「芸術の道」沿いには28点の野外彫刻作品が設置されており、アートを巡り散策を楽しむ人も多い。

 市では、中央区や南区に住む人にももっと藤野を知ってもらい区間交流を図ろうと、これまでパンフレットなどで行ってきた紙ベースでのPRに加えて、今回のアプリ開発に至った。

 アプリでは、GPS(現在地を測定するシステム)機能により、今いる場所の周辺に設置されているアート作品が検索でき、その説明が表示される。また、作者や制作年、現在地からの距離なども知ることができる。併せて、2020年の東京五輪・パラリンピックを見すえ、来日する外国人観光客にも使ってもらえるように、英語版も作成した。

 アプリは携帯端末からダウンロードサービスの「App Store」、または「Google Play」にアクセスし、「Fujino ART」を検索して取得できる。

 市の担当者は、「今後はアート作品までの経路や藤野地域の見どころ、イベントの紹介なども盛り込んでいけたら。また日本語・英語だけでなく様々な言語に対応できる機能の追加も検討していきたい」と話している。

 問合せは藤野まちづくりセンター【電話】042・687・2119へ。

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