さがみはら緑区版 掲載号:2018年9月20日号
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市内一の長寿へ 「まだこれから」 中央区在住101歳 芝田マサさん

文化

デイサービスの友人たちに囲まれ笑顔の芝田さん(前列中央)=9月13日
デイサービスの友人たちに囲まれ笑顔の芝田さん(前列中央)=9月13日
 長寿国として知られる日本。世界保健機関(WHO)の発表では、日本はWHO加盟国の中で最も平均寿命が長く、男女平均で84・2歳(2016年統計)。また、今では100歳を過ぎた高齢者も年々増えており、相模原市の住民基本台帳に基づく集計結果によると、市内の100歳以上の高齢者は246人(18年4月時点)。うち38人が男性、208人が女性となっている。

 中央区上溝在住の芝田マサさんも、百寿を超えてなお生き生きと余生を楽しむ一人。芝田さんは大正6年1月1日生まれで、御年101歳。当時の高座郡溝村で生まれた。

 芝田さんは小学1年時、関東大震災で被災。14歳で満州事変を経験後、現在の麻布大学の地にあった陸軍兵器学校に通い、27歳の頃に終戦を迎えた。その後、米軍将校の子守として葉山で10年ほど過ごしたのち、相模総合補給廠で駐留軍の通訳として勤めていた1つ上の男性と知り合い、結婚。夫は90歳の頃に亡くなったが、芝田さんは「勤めていた頃も休んだことの無いくらい丈夫な人。何をどうこう言わず、とても寛容な人だった」と誇らしく形容する。

「人生楽しいことばかり」

 芝田さんは現在、上溝の老人デイサービスセンター・おやどりに週2回通所。家では一人息子と単身赴任中の妻、その孫3人と過ごすにぎやかな毎日を送る。とりわけ中学生の孫娘2人は陽気な盛り。「おばあちゃん聞いてよ!」と元気いっぱいに話す孫たちについて芝田さんは、「やっぱり可愛い。だって孫だもの。元気に育ってさえくれれば」と目を細める。

 「健康の秘訣は」の問いには、「よく聞かれるけど、何も特別なことはしていないよ」と謙遜。一方で「一番好き」と話す野菜は欠かさず摂取し、デイサービスでのヨガや自宅での「自己流」の運動なども欠かさない。「今だって足さえ使えれば何でもやりたいんだけどね」。そう茶目っ気たっぷりに話す芝田さんの姿には、医者も驚きを隠せないという。

 「人生楽しいことばかりだった」。1世紀におよぶ人生を芝田さんは懐かしそうにそう振り返る。兵器学校時代に歌を歌いながら登下校した思い出。息子や孫たちとの笑顔あふれる毎日。デイサービスでは80年ぶりの旧友に出会い、同年代の新たな友人も増えた。そして、100歳まで生きることが珍しくない時代、一つの目標もできた。「相模原で一番の長寿になりたい。こんな楽しい暮らしをしているし、まだまだこれからよね」

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