大島小学校(大島)6年3組の児童32人が11月1日、同じ地区内にある醤油・めんつゆ製造販売「井上醤油(株)」(井上久雄代表取締役)を訪れ、明治8年に創業し5代にわたり経営を続ける老舗の歴史にふれた。
同校の6年生が、「咲き誇れ大島の花 地元の魅力 再発見!」をテーマに取組んでいる総合学習の一環。全国に商品を発信する地元企業を知るとともに、「生活に密着した伝統をどのように守り続けているのか」を学ぶことを目的に訪問した。
当日、児童を出迎えた井上芳太郎会長が、醤油の造り方や同社のあゆみを解説。「醤油は日本の食文化。醤油で煮物などを作って、家庭の料理をたくさん食べてください」と呼びかけた。
井上会長の話を聞いた児童の田尾俊太さんは、「こんなに苦労して醤油を作ってくれていてありがたい。歴史のある会社は大島の魅力だと思う」と感想を述べた。