1月2日(水)・3日(木)に開催される「第95回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)」(関東学生陸上競技連盟主催)。中央区淵野辺のキャンパスを練習拠点とする青山学院大学は、2度目の大学駅伝3冠と箱根駅伝5連覇の偉業達成に「史上最強軍団」で挑む。
まさに盤石の布陣、準備万端といったところか。
今季の青学は強い。前哨戦とも言える10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝はどちらも優勝。一昨季達成した「大学駅伝3冠」をまたも成し遂げようとしている。原晋監督は、12月13日に行われた壮行会で、箱根駅伝の登録メンバー16人について「16人全員入れたい。こんなことは初めて」と笑顔をこぼし、自信を覗かせた。しかもその自信は、選手たちの5千mのタイム、1万mのタイム、夏合宿の消化率、直前の強化合宿の消化率をデータ化し、トータルで導き出した結果に裏打ちされたもの。「今年が1番良い」。その言葉に呼応するかのように、選手たちも「練習が積めている」「ケガなくきている」「箱根駅伝を自分の集大成にしたい」などと好調ぶりを口ぐちにアピール。その上、16人のメンバーには、前回の10区間のうち7区間を走ったメンバーが残っている。経験値も十分だ。
そんな「史上最強軍団」をけん引する4年生が入学した時のことを原監督は「不安だった」と振り返る。当時、チームを引っ張っていた4年生は神野大地選手や久保田和真選手といった「華のある」選手たちで、性格的にも強い面々だった。それに対して現4年生はタイムもそこそこで「地味だった」という。しかし、主軸の小野田勇次選手が「強い先輩、強い後輩、強い同級生」と評する青学においてレギュラー争いは必至。全員が切磋琢磨しながら、コツコツと練習と経験を積み重ね、今では最強軍団と称される存在にまで成長した。原監督が「正しい知識と正しい手順を踏めば確実に成長できることを体現してくれた。『青学メソッド』の申し子ですね」と太鼓判を押すほどだ。
否応なしにプレッシャーのかかる舞台で3冠・5連覇を成し遂げ、最強の証明なるか。大会は午前8時号砲。
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