さがみはら緑区版 掲載号:2019年3月14日号 エリアトップへ

市内での夜間中学の新設をめざす「相模原の夜間中学を考える会」の代表を務める 吉田 惠一さん 又野在住 66歳

掲載号:2019年3月14日号

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誰もが学べる相模原へ

 ○…「やっと道が開けた気がします」。約2年前から取り組む夜間中学の新設について、市が初めて検討を開始すると明言した。会員らと共に行った要望活動や市と共同で行った需要調査が行政を動かした。新設へ進展がない中でも学習機会の保障への思いが揺らぐことはなかった。「学びたくても様々な理由で学ぶことのできない人がいる。全ての人が学べる相模原になってほしい」

 ○…大学卒業後は教師一筋。夜間中学につながる活動は40代半ばにさかのぼる。当時の勤務校にペルー国籍の生徒がいた。日本語が話せないと知り気にはかけていたが、いじめを受け徐々に不登校に。たばこも吸い非行に走った。言葉の壁で孤立していく姿を見て「外国籍の子の力になりたい」と決意。市内でも子どもが多い中学を希望し転任するとともに、学校長と協力し外国籍の生徒らへの無料塾を開講した。週1回、自ら車を走らせ生徒を送迎しスタッフと共に日本語教育、宿題の補助に奔走した。活動は20年以上続くが、近年は外国籍の子どもの年齢、出身地が多様化しその対応に苦心。公的な受け皿としての機能を夜間中学が担う必要性を訴えている。

 ○…専門教科は理科。特に地質の分野には造詣が深く今でも研究活動を行う。現在は緑区青根の地質を調べ太古の歴史に迫る論文執筆に勤しむ。「本当はもう完成している予定なんだけどね」。還暦を過ぎてなお、追い求めるものは多い。

 ○…市は夜間中学の新設に向け、検討を明言したが、具体的な期日や場所は白紙状態。会としては具体的な工程表を作成するために、民間人も加わった検討協議会の設立を次なる目標とする。「まだまだこれからが本番ですよ」。誰もが等しく学べる相模原をめざす道のりはこれからも続く。

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