8月18日(日)サン・エールさがみはらで、ヴァイオリンリサイタル『祈り』を公演する 加藤 玲名さん 若葉台出身
「音楽の楽しさを伝えたい」
○…地元への初の凱旋公演となるヴァイオリンリサイタル『祈り』を8月18日の午後2時から、サン・エールさがみはらで開催する。公演では、アヴェ・マリア(グノー)やタイスの瞑想曲(マスネ)など、馴染みの名曲が数多く演奏される予定。「私の今があるのは両親をはじめ、伸び伸びと育ててくれた友人や地域の方の影響が大きい。そうした人たちに少しでも感謝の意を伝えられれば」と来場を呼び掛ける。
○…プロの声楽家の父親と音楽教師の母親の影響で幼少期から音楽に親しみ、6歳からヴァイオリンを本格的に習い始めた。桐朋学園高校に進学後は、国内に留まらずザルツブルグなど海外でも研鑽を重ね、人気歌番組の紅白歌合戦、FNS歌謡祭、ミュージックステーションなどに出演するほか、多数の映画、TVドラマなど活躍の場を広げている。「ヴァイオリンは人の声に近く、低い音から高い音まで出るのが魅力の一つ。その素晴らしさを多くの人に伝えていければ」
○…「趣味もヴァイオリン」というほどの音楽好き。「仕事としてだけではなく、求められればどこにでも出向きたい」と、高齢者施設や障害者施設への慰問活動も積極的に行う。東日本大震災の翌年には、被災地の釜石市の小中学校を訪れ演奏した。以降、住まいのある千葉市でチャリティーコンサートを行うなど、継続的に支援活動を行う。「私のヴァイオリンを楽しそうに聴いてくれる被災者の笑顔が忘れられない」と振り返る。
○…広陵小、中沢中出身。生まれ育った地元への思いは強く、今でも忙しい中、時間を見つけては実家を訪れる。「母がピアノ教室を開いているので、将来的には一緒に教室で、緑区の子どもたちにヴァイオリンも教えていければ」と話した。
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