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小田原屋 「残したい、伝統の例大祭」 橋本の鎮守 回顧写真展

文化

掲載号:2019年7月18日号

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展示された写真を紹介する松下さん=7月9日、小田原屋
展示された写真を紹介する松下さん=7月9日、小田原屋

 毎年8月1日に近い土・日曜日に行われている橋本神明大神宮・八坂神社例大祭の過去の様子を収めた『橋本夏祭り 今昔写真展〜子供達に伝えたい古き良き橋本』が7月30日(火)まで、橋本5丁目にある日本料理店「小田原屋」で開かれている。写真展を主催する同店の松下理絵さんは、「伝統ある橋本の祭りを知ってもらえたら」と思いを語る。

 「橋本の歴史を知る会」が作製した『橋本郷土研究会資料復刻版』によれば、橋本神明大神宮の創建は1569年で祭神は天照大神。例祭は1841年に成った『新編相模国風土記稿』の、橋本村の項に記述があるという。

 八坂神社には社殿はなく、橋本神明大神宮に合祀されている。両社の例祭は昔から伝わる橋本の大きな祭りで、実施主体は氏子である橋本本町・仲町・東町・橋本一丁目・橋本二丁目・上町・末広町・西橋本・睦町・ライフタウンの10自治会からなる橋本自治会連合(橋本連合)。その中心を各自治会から選任された16人の氏子総代会が担う。

 現在は8月1日に近い土曜に神明宮、翌日曜に八坂神社の例祭が行われており、1947年(昭和22年)に地元有志の寄付を募って浅草から取り寄せた連合の本神輿1基と、各自治会のこども神輿10基が橋本内を巡る。

 今年は7月27日に神明宮例祭を催行。朝から御社殿で本神輿とこども神輿に御霊入れなどを行う。こども神輿は各自治会の御旅所(休憩所)へ運ばれ、原則(自治会による)子ども会会員が担ぎ各町内を巡る。神楽殿では夕方から奉納演芸が開かれる。

 28日の八坂神社例祭は、午前中に神明宮を出た橋本囃子保存会の大太鼓、本神輿(車上)、山車が各町内を渡御。最高潮は午後2時30分頃で、橋本神輿保存会ら約100人が、交代で橋本幼稚園から神明宮まで本神輿を担ぐ。

開催は30日まで

 例年、橋本七夕まつりの1週間ほど前に催行される両社の例祭。氏子総代会総代長の堂園文雄さんは、「今では神輿を担ぐ子どもも少なくなった」と寂しげに語る。前総代長で、現相談役の中村茂男さんは「自治会員も多かった昔は人出があり、露店が並んで盛大だった。子どもの頃は祭りが楽しみだった」と振り返る。

 小田原屋5代目社長・神田益良さんの妹で、同店に勤める松下さんは2年前、小学生の娘が子ども会に入会したことを契機に自治会に携わるようになった。自身も橋本で育ち七夕にはなじみがあったが、例大祭は初めて知ったという。勇壮に本神輿を担ぐ姿を見て、「起源が古く伝統ある祭りなのに、七夕と違い、地域の人にあまり知られていない」と感じた松下さん。「地元のために何かできないか」と、同じ自治会で幼稚園、小学校の同級生でもあり、地元情報誌「めぐり報」を発行する高城昌孝さんと協力し、今年に入り回顧写真展を店内で開催することを企画。誌面や知人などを介して写真を集めA4判に引き伸ばし、例祭の時期を目指して準備を進めた。

 写真は全部で40点。町内を渡御する神輿や山車、古いもので1964年頃の囃子の様子などを収めた写真が、30日まで同店の廊下や階段などに展示されている。手探りで始めた企画だが徐々に口コミで広がり、地元の人が訪れるようになった。松下さんは「お祭りと聞けばワクワクした子どもの頃。かつては盛り上がりを見せた橋本のお祭りを再興して、子どもたちへ残していきたい」と語る。

 観覧は午前11時から午後5時まで。入場無料。観覧のみの入店も可。なるべく電話のうえで入店を。写真展の問合せは小田原屋【電話】042・773・2229(水曜定休)へ。

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