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梅雨明け後、救急搬送激増 高齢者・重症者数が顕著

社会

掲載号:2019年8月22日号

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市民の命を救う救急車。市消防局では適正な利用を呼びかけている
市民の命を救う救急車。市消防局では適正な利用を呼びかけている

 関東甲信越地方の梅雨明けが昨年より30日遅い、7月29日ごろとなった今年、8月から急激に気温が上昇し、相模原市でも熱中症による救急搬送者数が増加している。市消防局では「熱中症は、正しい知識を身につけることで予防は可能。日陰や涼しいところでの休息、外出時の帽子の着用、こまめな水分補給を心掛けて欲しい」と呼び掛ける。

 市消防局によると、梅雨明けの遅さと、暑さが比較的和らいだ今年7月の市全体の救急出場件数は、過去最高を記録した昨年より578件少ない、3176件だった。

 しかし、梅雨明けから一転して大幅に気温が上昇し、猛暑日が増えたことから、出場件数は急激に増え、特に熱中症による搬送が激増。8月1日から7日までの1週間で、熱中症(疑いを含む)による救急搬送数は91件となり、月間最多を記録した昨年7月の221件を上回る勢いとなっている。

 さらに、重症者が増えているのも特徴だ。今年の5月から7月までの重症者は2人だったのに対し、8月は1週間で7人が熱中症による重症者として搬送されており、その内6人が65歳以上の高齢者という状況だった。

 市消防局によると「熱中症の知識や対処法が一般市民にも広まり、こまめに水分補給するなど大きな事故になるケースは少なくなっている。熱中症の症状が現れたら、涼しい場所に移動させ、衣服を緩め、体を冷やし、塩分と糖分を含んだ飲料水を取るように」と注意を呼びかける。

上半期は過去最多

 併せて、市消防局は上半期の救急出場件数、および搬送人員数を発表。ここ3年連続で出場件数、人員数ともに過去最多を記録しているが、今年上半期もその流れがとまらない結果となった。

 出場件数は前年上半期に比べ、150件増の1万8319件。搬送人員は235人増の1万6226人。出場理由として最も多いのは「急病」(63・9%)で、「一般負傷」(13・3%)、「転院搬送」(8・5%)がそれに続く。出場件数、搬送人員ともに過去最多となった原因として市消防局は、「65歳以上の高齢者の搬送人員が前年比233人増え、全体の55・4%と過去最多となったのが特徴。今後も暑さが続くので、気を付けて欲しい」と話す。

 また、病状に緊急性がなくても救急車を呼ぶ事例も依然として無くならないことから市消防局は、2017年に国が導入した、症状の緊急度を判定する救急受診アプリ「Q助」の利用を推奨する。同局は「救急車を呼ぶ際の基準として有効救急車や救急医療は限りある資源なので適正利用をお願いしたい」と話した。

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