さがみはら緑区版 掲載号:2019年11月14日号 エリアトップへ

相模原市邦舞三曲連盟の会長に就任した 大由 鬼山(だいよしきざん)さん(本名:大由 修) 南区若松在住 71歳

掲載号:2019年11月14日号

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古典芸能の「魅力」伝承

 ○…日本舞踊や琴・尺八などの古典芸能や純邦楽の伝承と技能の向上を図る相模原市邦舞三曲連盟の会長にこのほど就任。約30年間、同会を率いた前会長からの代替わりに「身が引き締まる思い」と真剣な表情を見せる。「前会長が築いたものを大切にしながら、私にしかできない方法で会を盛り上げていきたい」

 ○…「尺八」との出合いは高校2年生。偶然見付けた埃まみれの尺八を同級生数人で遊び半分で吹いてみたところ、一人だけ音が出なかった。自他共に認める「負けず嫌い」な性格で、その日以来毎日練習し、やっと音が出るようになった頃にはとりこになっていた。恩師である加藤栖山師に師事してからはプロを志し、研鑽を重ね、その圧倒的な音色と古典音楽の枠にとらわれない観念から、「野性尺八」と自称する独特の演奏スタイルを確立。現在までロック・ジャズなどのジャンルを超え、様々なアーティストとのセッションを国内外問わず展開している。

 ○…兵庫県西宮市出身で、筋金入りの阪神ファン。生家は甲子園球場へ歩いて行けるほど近く、友人と通い詰めた。「あの頃は甲子園もボロボロだったけれど、選手との距離が近かった」と目を細める。8年前には同チームの対談イベントで、ユニフォーム衣装で六甲おろしを熱奏。「最高の気分だったね」と顔をほころばせる。

 ○…古典芸能に親しむ若い世代の減少を懸念し、普及にも積極的に取り組んでいく。70歳を超えた今でも年に90公演をこなすエネルギーの原動力は、愛する伝統文化を継承することの使命感。そして念願は「市内に愛好者を増やし、会で年に一度開催する公演会を満席に」。会一丸となって、古典芸能の魅力普及のためまい進する。
 

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