語りと読み聞かせサークル「おはなしの森」の代表としてボランティア活動する 日比 澄恵さん 元橋本町在住 48歳
心の声を直に伝えたい
○…「楽しかった、また聞きたいと言ってもらえるのが何より嬉しい」。サークルの主な活動は、幼児や小学生を対象に月2回、橋本図書館で行うおはなし会。5人から10人といった少人数の子どもたちを前に、絵本を読み聞かせたり、昔話・物語などを語り継ぐ。「子供と相対し直に声を届けることは、読み手の心の声が伝わる。多くの子どもに我々の思いを届けたい」と、携帯やTVなどデジタル機器から聞くのではなく、生の声を届ける魅力を話す。
○…2006年、橋本図書館のおはなし会ボランティア養成講座の受講生有志で結成し、現在14人が在籍する。語りは暗記が必要なため、一つの話を覚えるのに数カ月要することも。さらに月1回は勉強会を開き、互いにスキルアップ。その数は13年間で延べ145回にも及ぶ。当面の課題は若手の後継者育成。「和気あいあいと楽しい雰囲気の中で活動しているのでまずは、橋本図書館のおはなし会を見学しに来て欲しい」
○…橋本生まれの橋本育ち。結婚後、夫の転勤で大阪や福岡などを転々としたが、5年前に故郷の相模原に戻って来た。3人の男子の母親として子育てに奮闘する傍ら、市内小学校の図書整理員として働き、趣味のテニス、読み聞かせ活動など忙しい日々を過ごす。「仕事、趣味全ての活動に意味があり、つながっている。今後も精力的に活動していきたい」
○…12月20日(金)、杜のホールはしもとで行う、橋本図書館主催の「冬の大きなおはなし会」にも出演する。午後2時からは2・3歳児を対象に大型絵本を、3時30分からは4歳〜小学生を対象に人形劇を行う。「会に向けて精いっぱい練習中。親子で楽しめる内容になっているので来場頂ければ」と呼び掛けた。
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