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新型コロナウイルス 福祉事業者 対応に一手 ビデオ通話で面会も

社会

掲載号:2020年5月14日号

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義理の娘・史子さんとビデオ通話で面会する繁子さん
義理の娘・史子さんとビデオ通話で面会する繁子さん

 新型コロナウイルス感染症拡大を受け、多くの事業者が工夫を凝らしさまざまな対策を講じる中、市内の福祉事業者でも感染拡大防止に向けた取り組みが広がりを見せている。

 (社福)相模福祉村が運営する特別養護老人ホーム・縁JOY(えんじょい)(中央区田名)では4月から、インターネット電話サービスのSkype(スカイプ)を活用した面会を導入している。

 集団感染のリスクが高い福祉施設や医療機関では、感染防止のため、面会が制限されることも多い。こうした中、不安を募らせる利用者や家族の心情に配慮するため同施設の池永ひとみ施設長が、ビデオ通話による面会を発案。セキュリティ面を考慮しつつ、職員同士で試験的に運用を図り、4月中頃から本格導入した。スカイプでの面会は予約制で、主に平日の日中、20〜30分を目安に利用されている。

 昨年6月から同施設に入所する野村繁子さん(76)の義理の娘である史子(ちかこ)さんも4月28日、スカイプを活用して繁子さんと面会した。笑顔で互いの近況報告をしつつ、史子さんが「コロナには気を付けてね」と身を案ずると、「うん、わかったよ」と繁子さんが応じる場面も見られた。

 前日にも同様の方法で面会した史子さんは、「体調が気になっていたけど、変わった様子もなく元気そうでよかった。会いたいと思っているご家族にはこの方法はうれしいと思う」と話し、繁子さんは「元気そうで安心した」と少し照れた様子で話した。

 同施設入居課係長の竹下進也さんは「ご家族やご利用者の方から『安心した』という声もいただいている。ウイルスはいつどこで感染するか分からないので、これからも注意したい」と話した。

訪問介護も徹底

 訪問介護事業を行っている津久井福祉会ほのぼのサービスセンター(中野)では、感染拡大が始まった3月頃から徹底した予防策を実施している。訪問前の準備として手洗い、うがい、マスクやフェイスガード、防護服代わりとなる使い捨てのレインウェアの着用、検温などを実施する。さらに37・5℃以上の場合は出勤停止に。その際は利用者と相談して訪問日を改めるか、別のスタッフが担当する。このほか、携帯用のアルコール液を常備し、こまめに消毒にあたっている。

 訪問先では、利用者に断った上で、窓を開けるなど換気に努める。利用者によっては感染状況が終息するまで訪問介護を見送る例も出ているが、デイケアも行っている同センターでは、施設に来訪せず、訪問介護を希望する人も増えているので、少しではあるが訪問数は増えているという。

 同センター理事長の両角美雄さんは「訪問介護者、職員双方の安全を守ることが一番大切。感染予防対策にしっかり努めながら、介護サービスを継続していきたい」と話した。

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