新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策として国民一人当たり10万円を給付する特別定額給付金について、相模原市は5月8日よりオンラインによる申請受け付けを開始した。併せて、専用のコールセンターを設置し申請に関する相談も受け付けている。給付は早ければ5月下旬から順次行われる見通し。市、県警は給付金詐欺についても警戒を強めている。
申請方法はオンラインと郵送の2種類。
オンラインはマイナンバーカードを使い、総務省が運営するサイト「マイナポータル」上の特別定額給付金の申請画面から申請する。5月10日時点で約9000件の申し込みが寄せられている。
郵送申請は市から郵送された申請書の必要事項に記入し、返信用封筒で返送する。申請書については、「なりすましや二重給付の防止」や「配偶者暴力による被害者などへの給付準備」などが整い次第、5月30日から6月中旬ごろにかけて順次発送される。申請期限は9月中旬を予定。
給付対象は基準日(2020年4月27日)の時点で住民基本台帳に記録されている人で、71万7756人(同4月1日時点)。申請できるのは受給権者(世帯主)で、34万95世帯(同)。
給付はオンライン申請の場合、早ければ5月下旬に行われる見込みだが、住民基本台帳との照合確認で不一致が生じた際は郵送申請よりも遅れることがある。郵送申請の場合は審査の完了後、早ければ6月中旬から給付の振込が開始される。
市は専用のコールセンター(【電話】042・851・3091)を設置。申請相談などを平日の午前8時30分から午後5時までの間で受け付け、6月中に限り土日も対応する。ただし、感染拡大防止の観点から窓口での受け付けは行わない。
市、県警では国や県、市区町村をかたり口座番号や暗証番号などを聞き出す「給付金詐欺」への警戒を強めている。市の担当課は「申請書類が届いていないのに振り込みを求める電話などには絶対に注意してほしい。不審な電話があればすぐに最寄りの警察へ連絡を」と呼びかけている。
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