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【Web限定記事】小規模多機能ホーム「ななかまど」 手作りマスクに社会意義 利用者らが300枚販売

社会

掲載号:2020年5月21日号

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職員や利用者らで作った布マスク。布を寄付してくれる人や、利用者の家族も製作に協力してくれるという
職員や利用者らで作った布マスク。布を寄付してくれる人や、利用者の家族も製作に協力してくれるという

 二本松にある小規模多機能型居宅介護施設「ななかまど」(社会福祉法人「愛翁会」運営)の職員と利用者が、布マスクを手作りし同施設の駐車場で販売している。

 小規模多機能型居宅介護とは、同一の介護事業者が「通所(デイサービス)」や「訪問介護」、「泊まり(ショートステイ)」を提供すること。馴染みの職員と利用者との間で信頼関係が築きやすいといわれている。

 同施設が布マスクを作り始めたのは3月上旬。不織布マスクの在庫不足のニュースを聞き、最初は利用者のために裁縫の得意な職員が主導して作ったという。そのうち大人用のほか子ども用も仕立て、同施設の駐車場で好天の日に開く無人市「手作り市」に出品することに。100円〜200円のほぼ原価のみの価格で、デイサービスやショートステイの利用者十数人は、値札貼りや投げ銭箱の集計に参加した。1日に多くても20枚ほど、同ホームのFacebookや置き看板に「布マスクあります」とうたってはいるが、ほとんど口コミだけで約300枚が地域住民の手に渡ったという(5月14日時点)。

 地域との交流ツールとして

 職員の一人は、布マスク作りが「利用者さんたちの社会参加意識向上につながっている」と話す。同施設の存在を知ってもらう一助として3年前から始めた「手作り市」には、平時は利用者が手作りした刺繍布「刺し子」やぞうきんなどを出品している。無人市ではあるが、誰かのために作る楽しさややりがいを各利用者が感じているという。その「手作り市」は、近所の人や近くの幼稚園の保護者たちの目に留まるようになり、だんだんと地域に浸透してきた。「地元の皆さんには日頃からお世話になっているので、その恩返しの意味もあった。利用者さんにとっても、こんなご時世だからこそ誰かの役に立ちたいと思っているようです」と同職員。製作した布マスクを着用している近隣住民を見かけた話をすると、利用者も嬉しがるという。販売日などの詳細は同施設のFacebookで確認を。

同施設の駐車場で行われる手作り市
同施設の駐車場で行われる手作り市

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