新型コロナウイルスの影響により外出自粛や施設の休館などが続き、講演会や集会などが行えない中、市民団体「相模原をプロデュースする会」(今野紀代美会長)が5月16日、インターネット会議システム「Zoom(ズーム)」を利用した講座を初めて実施した。
「コロナに負けるな!みんなで知恵を出し合い、この苦境を乗り越えよう!」と題された今回の講座。同会の会員も含め20人が参加し、ウェブ上で自己紹介や意見交換を行った。
またゲストとして「あまり食材SOS」に携わる浦上裕生氏も参加。給食などの余り食材を活用して飲食店に弁当を依頼し、その売上を原資として同じく余り食材を活用したカレーパンを作成、子ども食堂に配布する試みについて経緯などを説明した。浦上氏は具体策を持たずに企画を始めたことを明かし、「『こうしたい』と決めるよりも、『今ならこれができる』を組み合わせて、とにかく始めてみることが大切。だめなら変えていけばいい」と話した。
講座の最後には参加者全員が「理想の未来に向けて今週出来ること」を宣言。お互いに拍手を送りあった。今野会長は「集まることが難しい今の状況でも出来ることを考え、ピンチをチャンスに変えていきたい」と話している。
第2回の講座は6月20日(土)の午後1時20分から「協働事業」をテーマに、状況に応じてZoomか通常の会場を利用して開催する予定だ。