神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

相模原市 PCR集合検査場を開設 「ドライブスルー方式」採用

社会

公開:2020年6月4日

  • X
  • LINE
  • hatena

 新型コロナウイルス感染症のPCR検査体制の強化と、医療機関の負担軽減を図るため市は6月11日、集合検査場を市内1カ所に設置する。検査はドライブスルー方式を採用。設置運営業務は一般社団法人相模原市医師会(細田稔会長)に委託する。

 PCR集合検査場は、新型コロナウイルス感染症による医療崩壊を防ぐために県が構築を進める体制「神奈川モデル」に基づいて各自治体で整備が進められており、6月1日時点で県内に22カ所が設置されている。

 市はこれまで、帰国者・接触者外来を設置する市内の病院などや、市医師会の協力のもと地域の医療機関で検体を採取し、市衛生研究所で3308件(6月1日時点)のPCR検査を行ってきた。

 今回の集合検査場開設にあたり、市地域保健課は「医師会の協力もあり、検査に積極的に取り組んできた。現状、感染者数は落ち着いてきているが、今後起こり得る感染拡大に備え、検査体制の一層の強化を図りたい」と話す。

 相模原市で採用する「ドライブスルー方式」は、検査場に車で乗り付け、窓から顔を出し鼻から検体を採取するもの。感染の疑いのある人が車外に出ることなく検査できるため、採取にあたる医師の感染リスクが抑えられる。採取時間の短縮による業務効率化や、検査を担う病院などの負担減にもつながるという。

プライバシー保護場所は非公開

 対象は市民のうち、かかりつけ医などを受診してPCR検査が必要と判断された人、および濃厚接触者で症状がある人など。完全予約制で、対象者の数に応じて週4日を上限に開設する。設置場所は「患者のプライバシー保護と円滑な運営」のため非公開。採取された検体は民間機関で検査される。市によれば、1日に最大18人の検査が可能で、結果は1〜2日で判明するという。

 運営主体である市医師会の細田会長は、「今後の『第2波』への備えとしてPCR検査体制の拡充は必要であり、医師会としても市民の期待に応えていきたい」と話している。

 詳細は同課【電話】042・769・8343へ。

角田裕毅選手を応援しよう!

凱旋レース・日本グランプリを戦う地元出身のF1ドライバー角田裕毅選手を応援しましょう

https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kankou/sports/hometown/index.html

<PR>

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

車椅子ロボで階段昇降

市内企業

車椅子ロボで階段昇降

世界初、市販化へ実証実験

3月14日

「感謝の気持ち返したい」

賀真夏さん夫妻

「感謝の気持ち返したい」

RCの奨学金から25年

3月14日

「相模原市の100年」発刊

「相模原市の100年」発刊

思い出の情景写真600枚

3月7日

能登の教訓を相模原に

市緊急消防援助隊

能登の教訓を相模原に

36日間 計221人を派遣

3月7日

相模原に「第2の本店」

センタービル開業 きらぼし銀行

相模原に「第2の本店」

市の魅力発信の場も誕生

2月29日

乗合タクシーで実証運行

内郷地区

乗合タクシーで実証運行

ドア・ツー・ドア輸送を検証

2月29日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

カタクリ見頃は3月下旬

カタクリ見頃は3月下旬

城山かたくりの里 開園

3月9日~4月21日

さがみはら緑区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook