新型コロナウイルス感染症のPCR検査体制の強化と、医療機関の負担軽減を図るため市は6月11日、集合検査場を市内1カ所に設置する。検査はドライブスルー方式を採用。設置運営業務は一般社団法人相模原市医師会(細田稔会長)に委託する。
PCR集合検査場は、新型コロナウイルス感染症による医療崩壊を防ぐために県が構築を進める体制「神奈川モデル」に基づいて各自治体で整備が進められており、6月1日時点で県内に22カ所が設置されている。
市はこれまで、帰国者・接触者外来を設置する市内の病院などや、市医師会の協力のもと地域の医療機関で検体を採取し、市衛生研究所で3308件(6月1日時点)のPCR検査を行ってきた。
今回の集合検査場開設にあたり、市地域保健課は「医師会の協力もあり、検査に積極的に取り組んできた。現状、感染者数は落ち着いてきているが、今後起こり得る感染拡大に備え、検査体制の一層の強化を図りたい」と話す。
相模原市で採用する「ドライブスルー方式」は、検査場に車で乗り付け、窓から顔を出し鼻から検体を採取するもの。感染の疑いのある人が車外に出ることなく検査できるため、採取にあたる医師の感染リスクが抑えられる。採取時間の短縮による業務効率化や、検査を担う病院などの負担減にもつながるという。
プライバシー保護場所は非公開
対象は市民のうち、かかりつけ医などを受診してPCR検査が必要と判断された人、および濃厚接触者で症状がある人など。完全予約制で、対象者の数に応じて週4日を上限に開設する。設置場所は「患者のプライバシー保護と円滑な運営」のため非公開。採取された検体は民間機関で検査される。市によれば、1日に最大18人の検査が可能で、結果は1〜2日で判明するという。
運営主体である市医師会の細田会長は、「今後の『第2波』への備えとしてPCR検査体制の拡充は必要であり、医師会としても市民の期待に応えていきたい」と話している。
詳細は同課【電話】042・769・8343へ。
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