最終学年での部活動が満足に行えていない市内の中学3年生に思い出をつくってもらおうと、地元J3サッカーチーム・SC相模原(SC)の主催で企画された「さがみはらドリームマッチ2020」が25日にリーグ戦の前座試合として行われ、元日本代表選手を相手に相模原市選抜中学3年生チームの生徒たちが熱戦を演じ、スタジアムを盛り上げた。
今回の選抜チームを率いた大井雄太郎教諭は試合前、「自分たちのサッカーをして楽しもう」と生徒たちを鼓舞して送り出した。試合は「勝ちに行く」と宣言していた元代表選手たちの強烈なチャージや流れるようなパスワークに翻弄されるも、生徒たちは懸命なプレーで応戦。0対4で元代表の勝利で終わったが、生徒たちのはつらつとしたプレーに観客からは何度も大きな拍手が送られていた。
試合後、生徒を代表してあいさつした大野南中の金原壮太さんは憧れの中澤佑二選手から試合中に「コロナに負けるな」と声を掛けられ、「頑張ります」と答えたことを明かし、「最高の思い出になった」と笑顔を見せた。大井教諭は「この経験を後輩たちや、高校での生活につなげてほしい」と願った。
試合を受け、元代表の名波浩さんは本紙の取材に対し、「こうやって皆で対戦することができてよかった。コロナで残念な年になったが、子どもたちはこの経験を糧にしてぜひもっと上をめざして頑張ってほしい」と話し、生徒に向けて熱いエールを送った。
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