子どもの貧困について考える講演会が11月15日(日)、ソレイユさがみ主催の「ソレイユフェスタ2020」内で行われる。
登壇するのは、児童文学作家の中島信子さん(72)。昨年同テーマについて書いた著書「八月のひかり」を元に講演する。小5の美貴の母親はシングルマザー。スーパーで朝から晩まで働く母親を支えるため、小2の弟・勇希の食事や面倒を見る。学校が夏休みに入り給食がない中、美貴の頭の中は残り少ない冷蔵庫の残り物で弟にどんな料理を作ってやるか、でいっぱいだ。「ああ、アイスクリームが食べたいな」「お金がないと、スーパーやコンビニに行っても悲しくなる」。母親とは仲がいいが、母親や友人には気持ちを打ち明けないようにする美貴。中島さんは、「日本の貧困は『見えない』ではなく『見せない』のが特徴。講演を通してひとりでも多くの人に関心をもってもらいたい」と話している。
セミナールームで午後1時30分から3時30分。参加無料で要申し込み。問い合わせはソレイユさがみ【電話】042・775・1775へ。
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