横浜市中区の神奈川県立歴史博物館で開かれている特別展「相模川流域のみほとけ」に、市内の寺院や神社の平安から室町時代につくられた「みほとけ」が展示されている。
この特別展は、同博物館が3年前から企画していたものといい、地域の人たちから信仰を集め、普段は見る機会がない相模川周辺にある寺院や神社の仏像を今回初めて集結し、展示している。
学芸員の神野祐太さんは「相模原の仏像は10体。彫刻作品としても価値のある像ばかり。相模川流域に起こった文化や歴史に思いを馳せながら観覧いただければ。平塚や海老名市、寒川町などの仏像などもお勧めです」と話している。
12年に一度のご開帳時にしか一般開放していないという「聖観音菩薩立像」を出品した緑区の中沢にある普門寺の住職の佐藤泰順さん=写真右下=は「私もしっかりと見たことのない像の全身まで眺められる貴重な機会。私も観覧に行く予定」と笑顔を見せる。
特別展は11月29日(日)までで、午前9時30分から午後5時(入館は4時30分まで)。残り期間は休みなし。観覧料は一般900円、20歳未満、学生は600円、65歳以上は200円から。中学生以下、障害者手帳を持つ人は無料。
詳細は同博物館【電話】045・201・0926へ。
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