新型コロナウイルスによる低迷からの打破をめざし、市内24の飲食と宿泊業(2団体)の組合らが合同で新団体を設立。11月26日、南区のホテルで設立総会が開かれた。
会場には各組合の代表者らが集まり、経営情報の共有化や各種講習会の開催のほか、コロナ禍での「新しい経営」の在り方の研究などに会をあげて取り組んでいく内容を確認。賛同の拍手と共に新たなスタートを切った。
初代会長に岩崎氏
新団体の名称は「相模原飲食宿泊業連絡協議会」。初代会長には、「ホテルラポール千寿閣」などを運営する千寿産業(南区)の岩崎正氏が就いた。今後、会は会員らの現状や要望をヒアリングし、問題点を抽出した上で、コロナ対策や合同の企画などを実施していく考えという。
岩崎氏は「異業種が協力し合うことになる。まず、視点の高さを同じにしていく必要があると考えている。親睦を図っていきたい」と話し、力を1つにすることで相模原市など行政への「発言力」も増していきたいとしている。
「力合わせ打破を」
総会に参加した各組合の代表者らからは、会設立に対して期待を寄せる声が聞かれた。
市内の寿司店らで構成される「相模原鮨商組合」組合長の紅林秋男氏は「町の寿司屋はコロナの影響で苦戦している。皆で力を合わせていければ」と話し、共に参加した同じ組合の小林経雄氏は「活気を増し、地域にも貢献していければ」と新団体の設立を歓迎。
一方、会の副会長の一人で、相模原旅館ホテル組合の組合長である水谷好男氏は「情報共有を密にし、飲食、宿泊業共に発展していきたい」と話している。
引き続き、募集
会では引き続き、協力団体を募集する。正会員は年会費1万2千円、賛助会員は6千円。特別会員などもある。問い合わせは同会事務局「とことん餃子の朝日屋」小林さん【携帯電話】090・2940・1661へ。