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相模原弥栄高美術部 全国展で最高賞 「オンライン部活」が結実

教育

公開:2021年3月18日

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 2月に開催された第65回全日本学生美術展で、相模原弥栄高校(伊原伸一郎校長)の美術部が団体部門の最高賞に当たる「全日本学生美術会賞」を受賞した。新型コロナウイルスの影響で2度の活動制限を余儀なくされたが、オンラインで修練を重ね、念願の日本一をつかんだ。早くも次の目標に「連覇」を掲げ、制作に励んでいる。

 全日本学生美術会が主催する同美術展の団体部門は、所属する個人が獲得した賞の数などの総合成績で決まる。参加団体の中から上位10団体が選ばれる最高賞は同部の長年の目標だった。

 団体部門で一昨年に努力賞、昨年はさらに上位の奨励賞を受賞するなど着実に日本一への階段を上り、「次こそは」という気持ちが強かったという部員たち。ところが新型コロナによる休校措置に。部活動ができない環境の中、活動の継続が大きな課題となった。

コロナ禍も工夫して練習

 副部長の三田芽利奈さんと沖津菜奈子さんは技量が低下することへの不安を抱えていたという。そんな中、顧問の横山文靖教諭がデッサンなどの課題を設けて添削する活動をオンラインで再開。これまで同様の活動ができる環境が整った。学校再開後も密集を避けるなど、感染対策を工夫。同美術展への最後の追い込み時期だった1月にも緊急事態宣言の影響を受けて活動が制限されたが、オンラインに再度切り替えて作品を仕上げた。

 同美術展には部員80人が107点を出展。そのうち25人の作品から30点が入選し、個人部門での最高賞「推奨」を4人が受賞するなど好成績を収め、念願の日本一に輝いた。2作品で推奨とそれに次ぐ特選を受賞した部長の佐賀彩花さんは「家でコツコツ練習したかいがあった」と喜んだ。

 「来年は頭一つ抜けた成績で日本一になりたい」と横山教諭。今後は作品づくりの下絵の段階ではスマートフォンやタブレットを使うといったデジタル化を進めるなど、「新しい部活動形式」に積極的に取り組んでいく。

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