東京2020オリンピック競技大会に向けて相模湖漕艇場(与瀬)で事前キャンプを⾏っているカナダ代表ボートチームの練習を14日、 地元の桂北小学校5・6年生34人と北相中学校生徒75人が本村賢太郎市長らと遊覧船に乗り見学した。児童たちは一流選手のボートの速さを肌で実感し、遊覧船から「頑張れ〜、GOカナダGO」と声援を送り、選手も手を振り応えていた。
本大会でもメダルが期待される世界屈指のボート強豪国であるカナダ代表チーム。男子9人、女子20人の代表選手に加え、スタッフらを加えた総勢47人で7月2日に来日した。来日後は、17日までの約2週間、相模湖で事前キャンプを実施。その後は東京都の晴海に建設された選手村に移動し、23日から30日まで行われる本番に向け調整を進めている。
市は当初、今回の事前キャンプ誘致が決定したことに伴い、スポーツへの関心を高めるとともに、国際理解の推進を図ることを目的に、市民や地元の子どもたちとのさまざまな交流事業を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止に。今回の試みは市が「地元の子どもたちの思い出になる機会を与えたい」と、感染拡大に配慮し、市が用意する遊覧船から選手の練習風景を⾒学する形式で実施した。
練習を見学した桂北小5年の熊谷奏杜さんと同6年の加藤すずのさんは「想像より速くてびっくりした。直に選手を見られ、呼びかけに手を振ってくれて嬉しかった。大会では優勝して欲しい」とエールを送った。
見学の後、本村市長や地元相模湖商工会、観光協会から代表チームへ激励の言葉が送られ、記念品が授与された。本村市長は「コロナ感染拡大防止の影響から、選手たちへの応援・接触の機会が制限される中、地元の子どものために、こうした機会を設けさせてくれて感謝する。数十年後も忘れられない宝となると思う。我々72万市民はテレビから応援しているので、本番では悔いのないよう頑張って欲しい」と挨拶。元オリンピック代表選⼿で、イアン・ブランベル強化部⻑は「相模原市の素晴らしいもてなしに感謝する。大会前の練習場として、相模湖はベストな施設。選手が最高のパフォーマンスができるよう頑張りたい」と話した。
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