育児の相談、どこで誰にしていますか?
悩みを抱えたときは、誰かに相談すると気持ちが楽になります。「今聞いて欲しい」という切実なものもあれば、「こんなこと聞いていいのかな」と迷う悩みもありますよね。問題は「悩みを相談する相手がいない」「誰に相談したらよいのか分からない」・・・今、そういう方への支援が滞っていることです。
コロナ以前は、市内4カ所で月1回、「ふれあい親子サロン」という催しがありました。ここは初めて育児をする方の地域デビューの場であり、ちょっとした育児の悩みが話せる場。栄養士が来た時に何人かで離乳食の進み具合や悩みを共有したり、地区担当の保健師が親子を誘うことや、民生委員が引っ越して来たばかりの方を連れて来てくれることもありました。それが今、コロナの影響でまったく開催されず、その機能がすべて失われています。保健師や民生委員が情報を共有する機会もないので、平日を中心に市内20カ所以上で開所している『子育て広場』が出来ることも限られます。もちろん子育て広場で補てんできることもありますが、スタッフは専門職ではない場合が多く、求めている答えが出ないこともあります。サロンを運営する行政は、感染症予防のためとはいえ、専門職の人に気軽に相談できるこのサロンの再開の目処が立てられていません。困っていることを外に出せる人はいいのですが、子育てでそれが出来る方は少ないと思います。
小さな変化に気付いて支援につなげていく…これは急務だと思います。コロナのせいにばかりしないで、もっと早く対策を。
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川柳募集3月28日 |
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