家庭や職場で、「男だから」「女だから」という決めつけを感じたことはありませんか--?
相模原市立男女共同参画推進センター(ソレイユさがみ)では現在、身近な生活の中で感じる男女の差異を男女共同参画の視点で詠んだ川柳を募集している。
同企画は2017年から行っているもので、今年で5回目。「大人の部」「子どもの部(中学生以下)」に分かれ、昨年はそれぞれ44作、106作の応募があった。昨年大人の部でグランプリに輝いたのは、「大変だね いいえあなたも いっしょにやるのよ」(庭の草刈りを眺める夫に一言)。子どもの部では、「なんだって きづいた人が やればいい」が選ばれた。
気づき、自虐大歓迎
ソレイユさがみの職員によると、応募作品の傾向として、男女や夫婦2人での協力を呼びかけるものが多く、「女性からは『気付き』を促すもの、男性からは『自虐』を織り交ぜたものがよく見られます」という。家庭や職場、学校、地域などで知らず知らずのうちに起こる性別による決めつけに対し、同企画の担当者は「あなたが感じたことや、男女が対等な立場で互いを思いやる気持ちを川柳にしてぜひ送ってください」と応募を呼びかける。
対象は市在住、在勤、在学者。自作・未発表のものに限り、応募用紙(ソレイユさがみのHPからもダウンロード可)に必要事項を記入し、郵送かファックス、または直接持参する。締切は10月15日(金)まで(当日消印有効)。
一次審査を通過した作品は11月から約1カ月間同館内などで展示され、来館者投票が行われる。その後、最終審査を経て、来年1月に入賞作品が発表される予定だ。
詳細や問い合わせは同館【電話】042・775・1775へ。