小学6年生と中学3年生(義務教育学校の当該学年含む)を対象に国が今年5月に実施した「全国学力・学習状況調査」の結果が8月30日に公表された。相模原市の平均正答率は、小中学校共に全ての科目で全国平均と比べ同程度、もしくは下回った。
小学生の正答率は国語が62%で、全国平均の65%と比べて3ポイント、算数は69%で全国平均の70%より1ポイントそれぞれ低かった。同じく中学生の結果は、国語が65%、数学が57%で、いずれも全国平均と同程度の結果となった。
「学力は着実に向上」
小・中学校共にすべての調査で全国平均正答率と比べ、同程度もしくはやや低い状況となっているものの、市は「例年と比べてみると学力は向上傾向にある」と話す。
2019年に行われた同調査では、小学生国語は全国に比べて4ポイント、算数は3ポイント下回るなど、今回の結果と比較して学力に差がみられた。中学生も、国語は1ポイント、数学は2ポイント下回り、全国平均と同程度の結果を残した今回と比べて差があったことがわかる。
市は、19年の調査結果を踏まえ、授業のねらいと評価の一体化を図るため、各学校に「授業改善リーダー」を設置するなど、学力の向上に努めてきた。今後は更なる学力向上のために「ICT(情報通信技術)」を活用した授業などにも力を入れていく考え。
市は、今回の結果について「例年に比べて学力の向上がみられたのは大変喜ばしい」とし、「さらに分析を行い、より良い授業のために改善していきたい」と話した。
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