乳がんの正しい知識を広め、検診の早期受診の推進など、乳がんをより多くの人に理解してもらうための「ピンクリボン運動」。10月はさらなる推進をめざす「ピンクリボン運動月間」として位置づけられている。
相模原市がん検診受診促進パートナー企業として乳がん検診に関わる啓発に取り組む、株式会社SA(中央区相模原5の7の3)。同社の取り組みや市内の乳がん検診の現状について、同社の広報を担当する高村勇さんに聞いた。
自治体と連携
――「ピンクリボン運動」参加のきっかけは
弊社は2012年度より「相模原市がん検診受診促進パートナー企業」に認定され活動しています。以前よりがんについての研修やセミナーに参加し、早期発見が重要であることを強く感じ、一人でも多くの人へお伝えできるよう「ピンクリボン運動」に参加しています。
――乳がん検診の受診促進について、これまでの取り組みは
16年・17年の10月に東京海上日動社と共同で相模原駅前にて乳がん検診の情宣活動を行いました。また、18年には相模原市保健所健康増進課主催のセミナー「乳がんなんて怖くない」に参加し、乳がんに関する知識をさらに深め学んだことをお会いする人にお伝えしてきました。
最近では20年4月に相模原市保健所健康増進課の承諾を得て、乳がん検診を情宣するべく、さがみんとコラボしたティッシュを制作し、市内各所へ設置を推進しています。
――コロナ禍におけるがん検診の状況とは
緊急事態宣言が発令された20年の4月、5月に関しては前年同月比で8割〜9割減となっている状況であり、20年度通年でみても前年比約3割減となっています。
――相模原市民へメッセージを
現在、コロナ禍でがん検診の受診率が低下しています。繰り返しになりますが、がんは早期発見が大変重要であり、受診していれば発見できたかもしれない初期がんも、手遅れになってしまうこともあります。
特に乳がんは女性の罹患するがんでは上位にランキングされ、早期発見が治療に大きく影響してきます。セルフチェックもできるので月に一度の自己触診もおススメします。
がん検診に関する詳細、問い合わせなどは同社【電話】042・851・6789。平日午前9時から午後5時まで。
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