密回避のため、演奏鑑賞用のイスを設けず行った東橋本文化祭
来場者からの当日持ち寄った作品を展示する「東橋本商店会文化祭」が10日、東橋本公園で行われた。
例年、東橋本商店会では秋に市商店連合会が主催する「さんま祭り」に参加していたが、さんまの高騰やコロナなどの影響で今年も中止に。同会では代替イベントを模索する中で、「コロナ禍で住民の文化活動がストップし、作品を発表する場が失われつつある」という声を耳にし、「独自スタイルの文化祭」を実施することにした。
当日は、文化祭の開催を聞きつけた展示希望者が作品を持ち寄り、公園内の好きなところに展示。フラワーアレンジメントや手芸作品、地元小学生による絵画や工作など20作品が集合した。他にも、太鼓演奏やピアニスト・なおなおさんによる演奏なども行われ、来場者は「芸術の秋」を楽しんだ。
開催に当たり、「中止ではなく、いかに感染対策を講じながら来場者に楽しんでもらうか」という点に注力したという同会。会場を屋外である公園にし、飲食は禁止に。太鼓演奏などは、あえて来場者用のイスを設けず、好きな場所で聞けるようにした。文化祭を終え井上健会長は、「これからも地元住民や自治会、学校などと一緒に催しを創り上げていきたい」と総括した。
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