「松竹 JAPAN GP GIRLS CONTEST」で準グランプリに輝いた 前川 莉珠(りず)さん 相模原市在住 17歳
笑顔と勇気 届ける女優に
○…次世代のエンタテインメント業界を担う女性を発掘する目的で松竹グループが主催した大型オーディションで、全国約9900人の中から準グランプリの座を射止め、松竹芸能への所属が決まった。「グランプリじゃなかったのは悔しい」と本音をのぞかせつつも、「やっとスタートラインに立てた」と喜びを噛みしめる。
○…幼少の頃から漠然とテレビに出たいという夢を抱いていたが、シャイな性格から口に出すことはなかった。本格的に芸能界をめざし始めたのは高校2年生になってから。看護師である母の背中を見て医療系の大学への道も考えたが、憧れを捨てきれず進路に頭を悩ませた。決め手となったのは、今も一番に支えてくれる母からの「まずはやりたいことをやってみなよ」という言葉。芝居の経験がなく、演技審査に自信を無くした時も背中を押してくれた。「緊張したけど、ステージに上がったら『やってやろう』と吹っ切れた」
○…中学で陸上部、高校ではチア部に所属しているが、休日は専らインドア派。ドラマ・映画観賞や読書をして過ごす。最近では市外にいる時間が増えたが、相模原に帰れば自然豊かないつもの光景に癒される。「のびのびと生活していたいので緑がいっぱいな地元が大好き」
○…最終審査で行われた1分間の自己アピールではチア衣装を身にまとい、持ち前の明るさを武器に全力の野球応援を披露した。「私が活躍する姿を見て勇気が出たり笑顔になってくれたら、間接的に応援していることになると思う。誰かを元気づける、そんな女優になりたい」。相模原から夢見た世界へと一歩踏み出した女優の卵が、全国へと羽ばたき、いつか人々を照らす希望になる日がきっと来る。
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