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『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話 その11「骨粗鬆症性椎体骨折による遅発性麻痺」について
骨粗鬆症は、骨密度の減少や骨質不良により骨強度が低下して背骨に骨折を起こし易くなります。外傷歴が不明でいつ骨折したかが分からない「いつの間にか骨折」がかなり存在しますが、徐々に腰背部の痛みが増強し、下肢筋力低下や歩行困難が出現してから初めて医療機関を受診する人も少なくありません。骨折発生後数ヶ月経過していることもあります。
MRIやCT検査で圧潰した背骨が後方に突出し脊髄を圧迫している場合には、「椎体破裂骨折による遅発性脊髄麻痺」と診断されます。
胸椎と腰椎の境に発生し易く、腰背部の痛み、腰曲がり、大腿部以下の下肢筋力低下や知覚異常の他に進行すると排尿障害が見られます。頻尿や尿勢減弱などの排尿障害は加齢と共にしばしば見られる症状ですが、残尿や腹圧を加えないと排尿出来ないなど明らかに悪化する場合には検査が必要です。
コルセットや投薬による保存的治療で改善しない場合には、手術により脊髄圧迫を取り除き骨折部を安定化(除圧固定術)させる必要があります。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については2月24日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
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