県内でも珍しい畜産科学科のある相原高校(橋本台/平塚専一校長)の敷地内の直売所で1月20日、鶏卵「相こっこ卵」の販売会が行われた。これは同科の生徒たちが校内で世話するニワトリから採れたもので、週2回、放課後に生徒たちが販売している。採れて1週間以内のものが並び、「臭みがない」と毎回列ができるほどだ。
同校は、リニア中央新幹線の新駅設置の影響で2019年に橋本駅前から橋本台に移転。約300羽の鶏の他にも牛や豚などがおり、同科が中心となって飼育している。同校で月2回行われている畜産・農作物販売会「畜産フェア」は、まん延防止等重点措置の影響で当面の間中止となったが、「卵や牛乳は毎日採れてしまうので、できるだけ地元に還元したい」という思いの元、まん防措置中もコロナ対策を万全に販売されることになった。同科の小笠原直樹教諭は、「橋本台に移転して年数が浅い分、畜産物を通して地域の方々と交流していきたいが、今後のコロナの状況で開催状況が変わらないか心配」と話す。
この日は、約20人が販売前に列を成し、生徒たちのアナウンスで次々に卵をカゴに入れていった。生徒の一人は「採れてすぐの卵を食べることもあるが、やはり新鮮さが違う」、別の生徒は「買いに来たお客さんに直接『美味しかった』と言われることが嬉しい」と話した。
問合わせは同校【電話】042・760・6131。
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