神奈川県中学校陸上競技選手権大会が4月29日、30日に横浜市の三ツ沢公園陸上競技場で行われ、女子走高跳で旭中学校2年の鴨田るなさんが1位に、同校3年の渡辺ゆうさんが6位に入賞した。
鴨田さんは1m54cm、渡辺さんは1m48cmを記録。共に自己ベストを本番で更新し、今回の入賞に至った。しかし2人とも本番前に自身で決めた目標にはわずかに届かなかったと悔しさをにじませる。「目標は1m60cm。それを超えたら全国大会への道も見えてくる。より高みを目指して頑張っていきたい」と鴨田さん。8月に行われる相模原市総体が中学生最後の大会となる渡辺さんは「目標に2cm足らなかった。次の大会では悔いが残らないように練習していきたい。高くジャンプする時にフォームが乱れるのが欠点なのでこれから調整していく」と気持ちを込める。
「良いライバルとして」
2人は学年が違うものの、「陸上部の中では一番仲がいい。話していると落ち着く」と笑い合う。今大会の本番前も一緒に走り、ウォーミングアップを行ったという。鴨田さんは「先輩は大会に強く、いつもリラックスしている。本番前はとても緊張していたが、先輩と話していたら気が楽になっていった」と笑顔で話す。渡辺さんは「跳び方がとてもきれいで、後輩だけど参考になる。本番前も競技の話をして刺激になった」と話したうえで、「でも負けたくない。良いライバルとして、これからも励まし合う関係でいたい」と熱い思いを口にした。
同校陸上部顧問の奈良猛史さんは「同じ部から2人以上が入賞するのはとても珍しい。これからも部を引っ張っていってほしい。2人とも本番で自己ベストを更新していたものの、目標に届かなかったことは悔いが残ったと思う。現状に満足せず、次の大会へ向けて高みを目指していってもらいたい」と期待を込めて語った。
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