青野原の長野地区で4年ぶりとなる春の演芸会が5月28日(土)、長野会館(青野原2966の1)で開催される。地域に100年以上伝わる伝統の「村芝居」の演目はないが、「村芝居を絶やさぬためにも演芸会だけでも開催を」という声を受け、一部の興行で開催する。
長野地区の村芝居は、養豚、山仕事、農作業の合間の息抜きのために始まったのがきっかけで、今に伝わっているという。主催は地区の氏子による長野戸主会、地元祭事を支える若手有志の青友会が共催する。青友会の山崎政樹会長は「100年以上続く村芝居は、全国でも長野地区を含めて4カ所と言われているそう」と伝統の重さを実感する。地域では3年に1度、春の演芸会を開催。その舞台で村芝居を披露してきた。
しかし、演芸会の開催年だった昨年は、新型コロナウイルスの流行で開催を1年延期に。今年もコロナの影響で稽古ができないことから村芝居は中止が決定的となった。「さらに演芸会も中止となったら村芝居が忘れさられてしまう」と危惧したメンバーらは、「伝統文化継承のために」と一部の興行のみで開催することを決めた。
当日は、午後6時からダンス、和太鼓演奏、カラオケ、日本舞踊など、16組がステージに立つ。山崎会長は「村芝居ができないのは残念だが、一部興行という形で開催します。多くの方に足を運んで頂けたら」と話す。
詳細、問い合わせは山崎会長【電話】090・2528・2669へ。
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