湘北退職教職員の会(島崎能充会長)が30周年を迎え、6月4日に相模原教育会館で記念式典が開催された。
同会は相模原市、大和市、厚木市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村の公立小中学校を退職した教職員が中心となり、約3900人の会員で組織される。1992年3月に設立され、退職した教職員の福利厚生活動のほか、学校や地域の教育活動を支えることを目的に活動している。
教育の必要性感じる
式典には約40人が参加した。あいさつに立った島崎会長は、これまでに会の運営に携わった関係者の尽力に感謝を述べると話題は30周年の話へ。「30周年にかけて30Km歩こうと思い、相模線沿線を歩いた。長くて10時間以上は歩いた。心地よい疲労と、馬鹿なことをしているなと思った」と会場を笑わせると「自由に活動できる日本は平和。コロナ禍、ロシアの侵攻と大変な時代に突入している。東西冷戦が終結して30年が経つのに、戦争が起き、こんなことをしていていいのかと心配になる。今こそ知恵を出し合い平和な社会を作る必要がある。改めて教育の必要性を感じている」と話した。また、学校の現場では、教員の多忙化以上に教員不足が懸念されている現状を踏まえ、「教育現場の良き理解者、応援者として関わっていきたい」とし、「そのためにも我々自身が健康で活動を進めていきたい」と話した。
会場では同会主催による文化展を4日から8日まで開催。絵画、陶芸、文芸、書道、写真作品などが展示され、式典参加者などが観賞を楽しんだ。
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