「さがみコカリナアンサンブル」の代表として演奏会を行っている 白輪地(しらわち) まさみさん 中沢在住
感謝の音楽を響かせる
○…コカリナと呼ばれる木の笛の奏者として12年活動。「コカリナの魅力は木の材質によって音色が変わる所。ちょっとした音の違いが組み合わさり素敵な音楽が生まれる」と語る。7月30日には、なかざわ夢くらぶひまわり広場でも演奏を披露することになっている。「音楽を通じて地域の心を癒すことが出来たら」と微笑む。
○…山梨県出身。大学で教育学を学び、卒業後に津久井の学校で教員として31年間勤務した。「他県から親戚もいない地で勤務するのは凄く不安だったが、地域の人が本当に優しくて、支えられた」と当時を懐かしそうに語る。教職を退いた後、自宅で母の介護をしていた際に隣の家から聞こえてきたコカリナの音色に心を動かされた。「この楽器を吹いてみたい」とすぐに行動に移し、コカリナ講師の資格も取得した。
○…趣味はお菓子作り。サークルの練習の後はメンバーと焼き菓子作りをするのが多いと言う。「みんなそれぞれ同じようなお菓子でも味が違うのが奥深くって」と笑顔。自作のお菓子では健康を考え、砂糖の分量を考えながら調理している。「甘すぎないように、でも美味しいように色々模索するのが楽しい」。
○…コカリナ奏者は横のつながりが強く、演奏会があれば遠方から訪れる人も多いという。「津久井で沢山演奏会をしていれば遠方から人が呼べるかもしれない。そう思って活動をしている」と思いを語る。かつて県外からやってきた自身を温かく迎えてくれた人の優しさを多くの人に伝えたい。「津久井の自然も食べ物も大好き。この温かい地域に恩返しをしていきたい。音楽を通じて地域を元気にしていければ」。感謝の音色をこれからも響かせる。
|
|
|
|
|
|