▽大学卒業後、実家のガソリンスタンドに勤務。青年部の誘いは「最初は面倒くさそうで断っていた」と笑う。先輩の熱い思いを受けて、当時青年部が40周年だったという事もあり、「付き合い程度」に1回参加したところ、真剣に地域のための活動を考える先輩たちの姿に心を打たれた。「自分も頑張らなければ」と意識を持つようになり、青年部への加入を決意した。
▽部長には1年前に就任。コロナ禍で活動が制限される中、「最初はやっていけるかとても不安だった」と話す。それでも、先輩たちが掲げていた「相模湖を神奈川で一番の町へ」を目標に様々な活動を模索している。「私自身は熱さを全面的に出すタイプではないけれど、意志を引き継いで自分なりに頑張っていきたい」と言葉に力を込める。
▽昨年はコロナの影響や部員の減少などにより満足に活動が出来ず、「歯がゆい気持ちだった」と悔しさを滲ませる。しかし、今年は10月2日に主催するイベント「相模湖ふれあい広場」を3年ぶりに開催する。「部員全員が張り切っている。頑張っている姿を見て欲しい」と笑う。
▽「相模湖地域は自然が多く、人も穏やかな地域で横のつながりも強い」と感じるが、一方で「高齢化や空き家の増加など多くの問題を抱えている」と話す。「まだ未定だが、10年後、20年後を見据えた活動を今後は考えていきたい」。先輩たちの熱い思いを胸に、意気込みを語った。
※このコーナーは、津久井、城山、相模湖、藤野の今年度の商工会青年部の部長を4回に分けて紹介していきます。