相模湖で8月1日、恒例の「さがみ湖湖上祭花火大会」が開催され、4000発の花火が夜空を彩った。観覧席が設けられた県立相模湖公園周辺には多くの出店が並び、開始前からにぎわいを見せていた。
打ち上げが始まると、夜空や湖面に映し出される華やかな「大輪の花」に観客から拍手や歓声が沸いた。近隣から親子で訪れた児童は「色んな大きさがあって、きれいだった」と笑顔を見せ、八王子市から姉妹で訪れた学生は「今まで見た花火の中で一番きれい。音が響いて迫力があった」と興奮気味に語った。
吉野勝恵実行委員長は「久しぶりに湖畔で花火を観て河川と湖との違いを実感した。湖に吸い込まれる光の雨、山にドンとこだまする音。花火には一つ一つに思いが込められており感慨深かった。今日は天候も良く、無事に終えられて肩の荷が下りた」と、安堵の表情を見せた。
相模湖観光協会によると来場者数は昨年より8000人少ない約5万人。その理由について同協会は「猛暑と開催曜日では」と推測している。
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