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津久井湖城山公園 ガイドブック2種類刊行 城の歴史と自然を紹介

教育

公開:2018年6月14日

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「手に取って散策ください」と野口副園長
「手に取って散策ください」と野口副園長

 (公財)神奈川県公園協会はこの程、県立津久井湖城山公園のガイドブック「津久井城ものがたり〜過去から未来へ」と「自然のモザイクざくざく案内〜城山の四季といきものたち」を刊行した。同協会は「津久井城(城山)の歴史と自然の魅力がまとまった本です。手に取って散策して頂ければ」と話す。

 津久井城は鎌倉時代に築城。城山(標高375m)全体が城郭(山城)になり、戦国時代には後北条氏の有力な支城として、家臣の内藤一族が守り、武田家や徳川家との戦の際に、最前線で重要な役目を果たしてきた。

 この津久井城址と城山ダムの両岸に広がるのが津久井湖城山公園だ。1993年に都市公園として計画。以後、豊かな自然や歴史風土を保全活用した公園として整備されてきた。完成途中だが、99年に津久井湖畔に「水の苑地」「花の苑地」、2006年に津久井城見学の拠点となるパークセンターが完成している。

 「津久井城ものがたり〜過去から未来へ」(600円、92ページ)は、津久井城の歴史や、遺構の分布状況、伝承地名の調査、発掘された土器などを掲載。加えて、これまでの公園整備の状況も紹介される。「自然のモザイクざくざく案内〜城山の四季といきものたち」(500円、57ページ)は、ニリンソウやミズキなどの草花やメジロやキビタキなどの野鳥、オオカマキリなどの昆虫を春夏秋冬それぞれに掲載。また、お勧めのウォーキングコースや、公園協会のイベントや保全活動の様子なども紹介される。

 この2冊は当初、県が編纂してきたが、住民や登山客が手に持って歩けるようにと、同公園協会がガイドブックとして刊行。編纂には公園で実施される数多くのボランティア団体も協力している。

 同協会の野口浩史副園長は「津久井城は昨年末、パシフィコ横浜で開催されたお城EXPOに参加したり、地元商工会や観光協会による積極的なPRの成果もあり、近年訪れる人々が徐々に増えています。この2冊を見ながら歩き、津久井城と城山の魅力を一層感じて頂ければ」と話す。

 ガイドブックは市内全小中高と図書館、公民館図書室に寄贈され閲覧できるほか、同公園パークセンターで購入できる。本に関する詳細は同公園パークセンター【電話】042・780・2420へ。

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