7月8日に三ツ沢公園陸上競技場で行われた「神奈川県中学校選抜陸上競技大会女子100mハードル」で、相原中学校3年生の関口美桜さんが、14秒05という大会新記録を樹立。見事全国への切符を掴んだ。関口さんは「全国大会では、さらにタイムを伸ばし、絶対に優勝をしたい」と強い決意で話す。
現在、中学校の陸上競技は、全国につながる大きな大会として、夏の全日本中学校陸上競技選手権大会(全中)と、学年別で行われる秋のジュニアオリンピックの2つがある。関口さんは、昨年10月のジュニアオリンピックでは、2年生女子の部で見事全国優勝を果たし、大本命として今大会に挑んでいた。
8月18日からの4日間、岡山県で行われる全中の予選を兼ねた同大会。猛暑で厳しい環境下ではあったが、関口さんは100m予選にも出場し、自己ベストタイムを更新して、”本業”である100mハードルに臨んでいた。「スタートは良かったが、最後のハードルに足をかけてしまい、タイムをロスしてしまいました。本番では13秒台を出して全国優勝したい」と振り返る。
もともと、100mの選手として活躍していた関口さん。相原中では、短距離選手の体力強化を目的に、ハードルを練習に取り入れている。練習に取り組む関口さんの姿を見て陸上部顧問の大金真一郎教諭の勧めでハードルに転向し、2年足らずで全国制覇を見据えるまで成長してきた。大金教諭は「頭が動く悪いクセがなくなり、かなり良いタイムが出るようになってきました。ただ、後半のスタミナに課題があるので、まだまだ伸びる余地があります」と成長著しい関口さんに期待する。
最終学年の全中で目指すのは”全国制覇”のみ。関口さんは、「悔いのないレースをして、今までお世話になった方々へ恩返ししたい」と話した。
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